院長コラム

院長 林幸則が贈る「歯」「健康」にまつわるコラムです。不定期で掲載させて頂きます。

第二十二回:ナノジルコニア

ジルコニアは、更に発展を遂げてナノジルコニアとなりました

ナノテクノロジーが分子レベルで駆使され毎年のように新しく高品位の製品が作り出されています。 医療の中でも、歯科の分野の技術革新は特に目まぐるしいものがあります。 数年前から当院が導入していたジルコニアは、更に発展を遂げてナノジルコニアとなりました。

大阪大学とパナソニックの共同開発で国内で世界的に誇れる製品が作られたことはすばらしいことだと思います。

このナノジルコニアは臨在するアルミナとジルコニア粒子のなかに互いのナノ粒子を含有することによって、 粒子の界面(粒界)の不純物進入を排除し強い結合を可能としたところに(サブ粒界面)特徴があります。

その結果今までの汎用ジルコニアに比べ3倍の強度を達成しました

これにより、ジルコニアで作られるコア部分の厚みを薄くすることが可能となり、ジルコニアクラウンの弱点とされていた、歯の削除量を著しく少なくすることができるようになりました。

また、下の前歯などシャープな形を再現しやすくなり、形態審美的にも随分向上しました。

併せて、ジルコニア表面に築盛焼成するセラミックの厚みを増すことができ、透明感などの色彩表現を多彩にすることができるようになり、 より個性的な表情を与えることが可能となりました。

反面、技工料は高価になり、下記のような料金となりました。

ナノジルコニアクラウン : 1歯あたり  ¥130,000(税別)

通常は、この料金が汎用ジルコニアの平均的な料金です。当院は皆様に高品位なものを安価に提供する努力を惜しみません。